はちより

〜片道書簡〜

ねぇ、しっかり寝てる?

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梅雨空に葉も実も青く。

いかがお過ごしですか?

今日は「この10年の重要さ」について書きたい。

3年前、里親登録を済ませた私たち夫婦のもとに児童相談所から里子紹介の話が来ました。
児童養護施設で暮らしている幼稚園年中の女の子「ノコ」ちゃん
当時、私たちの周りにいた里親さんは乳児院にいる乳幼児を里子に迎えている方が多かったため、幼稚園児は大きく感じたのを覚えているよ。
その後、交流に時間がかかり、実際ノコが我が家に正式委託になったのは年長になってからになるのだけど、その話はまた後日ね。

親にとってはいくつになっても「子は子」で、50歳間近の私だって親には心配の種だからいいきれないのだけど。
精神的な関わりは終わりがないとはいえ、歯磨きの仕上げや学校の準備や宿題のサポート、習い事の送迎などは10年程で落ち着くと考えたんだ

5歳のノコちゃん。10年後は15歳。
さすがに髪だって自分で乾かせるし、勉強だって親がつきっきりではないでしょう。

 

振り返って。

20歳からの10年。
うん、早かった。

30歳からの10年。
更に早かった。

40歳から今までの9年。
あっという間だった。

だから、ノコにかかる10年もそんなもんで、いや、むしろ加速すると思ったんだ。

10年後、子育てが落ち着いたら、また自分のしたいことをして暮らそう。
この10年はノコに使おうと思った…んだけど!!
正式委託が決まり、ノコ、夫、私の3人家族の生活がはじまったらそんなもんじゃなかった。
夫婦2人の時は、何事も大人のペース、マイペースで動いていた。
それぞれ自分のことは自分でできるし、疲れればゆっくり過ごす時間も持てた。

でも、突然加わったノコはいきなり5歳で、自分の価値観がすでにあり、大人のリズムを狂わせる
無我夢中の委託1年が過ぎ、満2年が見えてきた今、このまま毎日目の前のことをこなすだけでは、10年後の私は体力も気力もなくなっているぞ!と気付いた。

今までの10年と違う。
このままじゃ、ダメだ。

ノコも大事だけど、自分をいたわらないと大変なことになる。


ノコとも向き合いつつ、いっぱいいっぱいになっている生活を立て直し、余力を作って私のための時間を作らねば。
大好きな本をまったく読めない現状にも限界がきていた。
コロナ禍も重なり、人にも会えない。
ノコと夫だけの閉ざされた日常に風を入れなきゃ。
ノコの習い事待機時間、ぼーっと過ごすことが多かったけれど(これも大事だけど!)、意識を切り替えなきゃ。

そういうことで、まず読書を再開。情報収集。

時間の使い方を見直そう。

ノコの習い事待機時間を強制的に読書時間とする。ザッとでいいから集中して読むことに慣れる。

幅広く本を読んでいたつもりだったけど、私が避けていたジャンルがビジネス書や自己啓発本

人のやり方を盗むようでイヤだったし、何より自分に合うかわからなかった。
それらの本のタイトルがなんだか胡散臭くて好きでなかったのも事実だ。
でも、切羽詰まって気にしていられなくなった。

合う/合わないは、読んでみなければ、やってみなければわからない。
自分で試行錯誤して方法を編み出す余力はない。

「おいしいところだけをいただく」図々しさで合うものだけを取り入れよう。

数冊読んだ時点でわかったこと。

私、睡眠不足だ。

生活の根本である睡眠を取り戻さないと。

決めた。
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第一目標:よく寝る!!
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今日はこのへんで。
それでは、またね!

はちより

ちょっくら あがくよ!

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色濃く咲く紫陽花


いかがお過ごしですか?


私は相変わらず毎日バタバタで、やらなくちゃいけないことをするだけであっという間に夜。

しかも、全部こなしていない。
まるで流れのはやい川に落ちて、とにかくおぼれないよう、沈まないよう、鼻と口を水の上に出しているみたいだ、と正直ゲンナリちゃった。

人生100年時代だとか。
(リンダ・グラットン著「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」より)
大病はしない、でも小さい頃から病弱な私。
100歳まで長生きする自信はないけれど、自分の体力を信じていない分、無茶をしないので意外とアチコチ痛いといいながらも細く長く生きるかもしれない。

おりしも、もうすぐ50歳。
50歳になるまでのこの1年弱を人生後半50年のための準備期間として、ちょっくらあがいてみようかと思ったんだ。

世の中、あまりにも多くのことが変わりすぎて、漠然と親を含めたその世代の人たちの生き方をお手本にして生きるのは厳しいと感じている。
もちろん素敵な先輩方もいらっしゃる。
でもね、たとえば私の母。
専業主婦で収入は夫にまかせ、子育てと夫のサポートに専念。子育てが落ち着いたら、好きな手芸に没頭。
これはこれで充実していると思う。
今はコロナ禍で70歳半ばと高齢の母は外出も控えているからできないけれど、布や糸を求めて街に出掛けたり、手芸教室に通ったり、楽しそうだもの。

だけど、49歳の私がそれを真似ても74歳の今の母の年齢になったときに、毎日ワクワク楽しく暮らしている気がしない。
個人の気質だけでなく、子どもの年齢だって違うし、世の中の働き方を含めた状況だって違う。
母が49歳のとき、私は22歳でもう大学を卒業していた。
私はといえば、49歳の今、娘のノコはまだ7歳…

私の人生は、私の人生。
ここらでちょいと振り返りつつ、はっきり見えない行き先(生き先)だけど、目をこらしてみるよ。
50歳間近でそう思うなんて、ぼんやり屋の私らしいよね。
でも、思い立ったが吉日だから!

私の地域はまだ高齢者や医療関係者のみだけど、新型コロナウイルスのワクチン接種がはじまったね。
それでも変異株のニュースも流れているし、油断はできない。
どうぞお身体を大切に。
それでは、また!

はちより