はちより

〜片道書簡〜

呪縛を解き放て。

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2021年6月20日 19:01 日暮れ(撮影:夫)


いかがお過ごしですか?


たくさん寝る方ですか?
それとも、あまり寝なくても大丈夫な方?

私はロングスリーパーだと思う。
子どもの頃からしっかり寝ないとダメで、それこそ受験生の時は時間が足りなくて困ったもんです。

みんな、1日24時間なのは同じだからね

疲れると、すぐ「3日くらい寝ていたい」と思っちゃう。
極めつけは、里親になる前の不妊治療をしていたとき!
私たち夫婦がお世話になった病院は体外受精で受精卵を子宮に戻した後は「対安静」という方針だったの(今は違うと思う)。
トイレ以外、ずっと極力横たわったまま。

入浴も禁止。
さすがに食事の時は身を起こしたけど、ベッドの上で食べていたよ
さすがの私も寝飽きるだろうな、と思ったのに、なんと30日間「眠れない」日がなかった!

反対に、夫はショートスリーパー
お義母さんの話によると、小さい頃からみたい。
そんな夫の口癖が睡眠時間「5時間あるから大丈夫」。

結婚した当初は「いやいや、5時間なんて短すぎるでしょ」と思ったよ。
でもね、これをほぼ毎日耳にしているとね、人間不思議なものでそう思ってきちゃうんだよ、本当に。
言葉の力というか、言霊というか、呪縛というか。驚きだよ。

夫の勤務形態は特殊で毎日始業時間が違うの。
夜、夫が壁の時計を見上げ、翌日の始業時間と照らし合わせて就寝時刻を決める。

間あるからまだ大丈夫」「4時間切ってないから平気」といいながら。


当時は、夫婦2人暮らし。
翌日に予定がない限り、私は夫の生活リズムに合わせていたので、つい「まだ寝なくても大丈夫なのか」と思っちゃう。
たとえ、昼間眠くなっても1人ゆえちょっとお昼寝すればいいし。
5時間寝たんだから大丈夫」と自分にいい聞かせて、ロングスリーパーの私でもなんとかなっていたんだ。
でも、これはあくまでもノコが来る前の話。

さて、しっかり寝ようと決めたとき。
まずは、この「5時間寝たんだから大丈夫」という言葉の魔力、縛りから自分を解放しなくちゃ!と思った。

単に数字を増やして「7時間あるから大丈夫」じゃダメ。
もし7時間寝られなかったとき、「7時間寝られなかったから、今日はダメだぁ~」と頑張れなくなる。
たくさん寝る気持ちになって、かつ出来なかった場合も落ち込まない言葉。
あれこれ考えて、ひねりだしたのがコレ。


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明日の私のために7時間寝よう!
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これなら、7時間寝られなくても引きずらず、「また明日」と気持ち新たにスタートボタンを押せる。

夫の「5時間あるから大丈夫」に「睡眠負債がたまるよ~」と返しつつ、自分には「明日の私のために7時間寝よう!」とつぶやいて寝室へ向かう。

でも、気持ちだけで5時間睡眠がいきなり7時間睡眠にはできない
だって、19時間かけてこなしていた家事やその他もろもろのことをマイナス2時間の17時間でやらねばならない。
2時間って大きい。
1日のスケジュールを変えないといけない。
どうしたらいいんだ???
寝る気満々の私。

でも、現実はついてこない。
まだまだ書きたいけど、今日はこのへんで。

それでは、またね!

はちより